特集 1

⻘⼭学院⼤学の奨学⾦
AGU Scholarship 2022

失敗を恐れず、挑戦しつづける学⽣を⽀援

本学では、多様な角度から学生の学びを応援するため「万代基金」をはじめとしたさまざまな奨学金制度を設けています。これらの奨学金は校友からの寄付にも支えられており、この度は、株式会社パロマ代表取締役会長兼社長である校友の小林弘明氏から、個人として10億円の寄付を万代基金に賜りました。小林氏からの寄付は、「小林弘明基金」として、運用益を将来にわたって青山学院に通う若者のために使わせていただきます。今回の記事では「挑戦する覚悟~若者へのエール~」をテーマとした特別対談とともに、本学の奨学金制度を紹介します。

万代基⾦」とは

万代基金とは青山学院で学ぶ人たちのための基金です。キリスト教の愛と奉仕の心に基づき、校友である故万代順四郎氏が寄付された寄付金を元に創設されました。本基金は、給付型奨学金(フィナンシャル・エイド)の充実、教育研究資金(AOYAMA VISION)の充実、万代基本基金(貯蓄型)の運用という3つの目的に活用されています。

校友 ⼩林弘明⽒(株式会社パロマ代表取締役会⻑兼社⻑)から万代基⾦に10億円の寄付

株式会社パロマ代表取締役会⻑兼社⻑を務める校友の⼩林弘明⽒(1992年経営学部経営学科卒)から、個⼈として万代基⾦に10億円の寄付を賜りました。
⻘⼭学院創⽴147周年記念式典において⼩林⽒へ感謝状を贈呈し、その後、陸上競技部(⻑距離ブロック)原晋監督と若者たちへ向けての対談インタビュー「挑戦する覚悟〜未来へのエール〜」にご登壇いただきました。

特別対談

原晋監督×パロマ⼩林会⻑兼社長「対談!挑戦する覚悟〜未来へのエール〜」

未来の若者たちへ――陸上競技部(⻑距離ブロック)原晋監督と本学校友で株式会社パロマの⼩林弘明会⻑兼社⻑の対談【前半】【後半】です。

サーバント・リーダーの精神の根底に息づくのは「社会への感謝」

株式会社パロマ
代表取締役会長兼社長
経営学部経営学科卒業

⼩林 弘明

サーバント・リーダーを体現する校友のお一人として、株式会社パロマ代表取締役会長兼社長の小林弘明氏(1992年経営学部経営学科卒)を紹介します。小林氏は青山学院万代基金に10億円の私財を寄付されたほか、企業としても社会貢献に取り組まれています。

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奨学⽣の声

給付型奨学⾦という選択肢に助けられました
法学部 男⼦

⾼校⽣の時に貸与型の奨学⾦を借りており、⼤学卒業と同時に返済が始まるためこれ以上貸与型の奨学⾦は借りることができませんでした。このような状況の中で、給付型の奨学⾦をいただけたことは本当にありがたいことでした。奨学⾦を通して、私は様々な⼈に⽀えられて⽣活することができていると感じております。法学部で法律を真⾯⽬に学び、将来の夢である地⽅公務員になったときにその学びを生かし、今度は⾃分が多くの⼈たちを助けたいと思っています。

将来は教師となり社会に貢献したいです
社会情報学部 ⼥⼦

⽗が定年を迎えるため、これから4 年間⼤学に通い続けることは家計に⼤きな負担をかけることになります。教職課程の履修をしているため、通常の授業料に加えて学費が掛かってしまいますが、教職課程の履修は中等部からの夢であった数学の教師になることを成し遂げるには必須であり、絶対に断念したくはありませんでした。奨学⾦を受給することができ、経済⾯での不安が⼀部解消され、勉強に集中できるようになりました。⼤学での学びを継続できることに感謝しています。

学費に対する不安が解消されました
理⼯学研究科 男⼦

新型コロナウイルスの影響で両親の収⼊が無くなり、私の家庭は経済的にかなり厳しい状況になりました。そのような中で奨学⾦をいただき、それを学費の補助及びオンライン授業を受けるための通信環境を整える費⽤とすることで、無事に憧れだった⻘⼭学院の学⽣として⽣活することができています。現在も両親の仕事は元に戻らず、つらい状況が続きますが、奨学⾦のおかげでアルバイト漬けになることなく、学業に注⼒しています。今後も感謝の気持ちを忘れずに勉学に励んで参りたいと思っています。

奨学⽣インタビュー

青山学院連携本部の「動画WEEK特集」で掲載されたインタビュー動画を紹介します。

⻘学⽣のキャンパスライフ【経済学部】
バレーボール部で学んだこと、コロナ禍を過ごして気付けたこと、奨学金を申請した理由

経済学部経済学科4年⽣(2021年度時点)の花澤佳奈さんのキャンパスライフ。バレーボール部に所属し、⽂武両道で頑張る花澤さん。コロナ禍の学⽣⽣活での気付きや、将来の夢を語ってくれました。体育会バレーボール部の練習の様⼦と合わせてお届けします。

⻘学⽣のキャンパスライフ【理⼯学部】
寄付者の⽅への想い、将来の夢、研究室の様⼦

理⼯学部機械創造⼯学科4年⽣(2021年度時点)の⼩林未沙さんのキャンパスライフ。横⽥和彦教授のジェット推進研究室で研究に励む⼩林さん。そこで学んだことを生かして将来の夢などをお話してくれました。

⻘学⽣のキャンパスライフ【コミュニティ⼈間科学部】
コミュニティ人間科学部は、どんな学部? 学⽣⽣活で⼤切にしたいこと。奨学⾦を申請した理由。

コミュニティ⼈間科学部コミュニティ⼈間科学科3年⽣(2021年度時点)の⽝渕さくらさんのキャンパスライフ。2019年度に開設したコミュニティ⼈間科学部での学びや学⽣⽣活で⼤切にしたいこと、奨学⾦を申請した理由など…⻘学⽣の⽣の声をお届けします。

奨学⾦制度について

⻘⼭学院⼤学は有意義な学⽣⽣活を送ることができる環境を整えるため、さまざまな奨学⾦制度を設けています。奨学⾦は⼤きく2つの⽬的に分けることができます。

① 経済⽀援を⽬的とした奨学⾦
 経済的理由により修学が困難な学⽣を⽀援するための奨学⾦

②活動⽀援を⽬的とした奨学⾦
 学業優秀者や、⾃⼰研鑽し学内外での有意義な諸活動を⾏う学⽣を⽀援するための奨学⾦

また、奨学⾦には返還の必要がない「給付奨学⾦」と、卒業後に返還する「貸与奨学⾦」があります。

奨学金制度一覧

■給付型奨学金:☆印の奨学金は大学での選考により採用が決まる奨学金です。☆印のない奨学金は、各奨学金ごとに選考があります。

名称 申請時期 奨学金制度の概要 金額 採用人数
(2021年度実績)
経済支援
学内 入学前予約型給付奨学金
「地の塩、世の光奨学金」
入学前 本学へ入学を希望する首都圏(東京都(島しょ部を除く)・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外の出身者で学業成績が優秀であるにもかかわらず、経済的理由で進学が困難な学生に対して給付する予約型の奨学金です。 (年額)
500,000円
原則4年間支給
約350人
学内 青山学院大学
経済支援給付奨学金
入学後 成業が見込める者で、経済的理由により学費支弁が困難な者に、奨学金を給付するものです。 年間授業料相当額限度 15人
学内 青山学院大学
経済支援給付奨学金(緊急対応)
入学後 本学に在籍する学生で、緊急不測の事態等により学費およびその他の納入金支弁が困難となった場合に給付するものです。 年間授業料相当額限度 16人
学内 青山学院大学
経済援助給付奨学金
入学後 本学の4年次学生のうち、経済的理由により学費等の支弁が困難となった者に、奨学金を給付するものです。 (年額)
500,000円
9人
学内 青山学院
万代基金給付奨学金
入学後 経済困窮により、修学が困難となった学生に奨学金を給付するものです。 年間授業料相当額限度 65人
学外 日本学生支援機構
給付奨学金
入学前後 国の「高等教育における修学支援新制度」のひとつとして、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学及び修学の継続を断念することのないよう設立された奨学金です。併せて、授業料の減免を受けることができます。 (月額)
自宅 第一区分38,300円
   第二区分25,600円
   第三区分12,800円
自宅外第一区分75,800円
   第二区分50,600円
   第三区分25,300円
303人
(2021年11月時点)
学外 地方公共団体
民間育英団体による奨学金
入学前後 財団法人・公益法人・民間企業・都道府県や市区町村自治体など、多くの奨学団体が奨学生を募集しています。各団体により給付条件が異なります。 各団体による 133人
活動支援
学内 青山学院大学産学合同
万代外国留学奨励奨学金
入学後 海外留学を志す者に、本学と株式会社太平エンジニアリングが合同で学資金としての奨学金を給付するものです。
詳細は国際センターにお問い合わせください。
(年額)
250,000円~2,000,000円
1)協定校留学奨励奨学金 500,000円
2)認定校留学奨励奨学金 500,000円~1,000,000円
3)世界トップレベル大学留学奨励奨学金(協定校)
   1)に追加して500,000円
4)世界トップレベル大学留学奨励奨学金(認定校)
   2)に追加して1,000,000円
※1)〜4)につき半期留学の場合は、半額給付
1)18人
2)1人
3)15人
4)1人
学内 青山学院国際交流奨学金 入学後 海外留学を奨励し、国際化時代に対応する有能な人材を育成することを目的とした奨学金です。
詳細は国際センターにお問い合わせください。
(年額)
200,000円
派遣 7人
受入 15人
学内 青山学院大学産学合同
外国人留学生グローバル奨学金
入学後 社会及び文化の発展向上に寄与する国際的人材の育成を目的として、学業成績優秀者に奨学金を給付するものです。詳細は国際センターにお問い合わせください。 (年額)
300,000円

(年額)
500,000円
学部2年次以上で極めて優秀と認められる者
※年度の予算を超過する場合には一人あたりの給付額を一律に減額して調整
268人
学外 日本学生支援機構奨学金
〈留学生受入れ促進プログラム〉
入学後 優秀な外国人留学生の戦略的な受入れを促進し、高等教育機関の国際化を資することを目的に、私費外国人留学生で、学業、人物ともに優れ、かつ、経済的理由により修学が困難である者に対して奨学金を給付するものです。
詳細は国際センターへお問い合わせください。
(月額)
48,000円
30人
学外 日本学生支援機構奨学金
〈海外留学支援制度・協定派遣〉
入学後 協定校留学者を対象に、留学に関わる渡航に必要な経費の一部を奨学金として支援することにより、グローバル社会において活躍できる人材を育成するとともに、我が国の高等教育機関の国際化・国際競争力強化に資することを目的とした奨学金です。詳細は国際センターにお問い合わせください。
※年度によって本学への割当が無い場合があります。
(月額)
60,000円~100,000円を留学月数分
※金額は留学地域による
22人

■貸与型奨学金:希望する奨学金に申請し、基準を満たせば選考後に採用となります。

名称 申請時期 奨学金制度の概要 金額 採用人数
(2021年度実績)
学内 青山学院万代奨学金 入学後 校友である故万代順四郎氏の寄付を中心に設けられた奨学金で、最短修業年限の期間にわたり、無利子で貸与されるものです。 (月額)
61,000円
0人
学外 日本学生支援機構
第一種奨学金(無利子)
入学前後 国の育英奨学制度で、経済的理由により修学が困難な者に学資を貸与することによって、教育の機会均等を図ることを目的とします。無利子で貸与される「第一種」と有利子で貸与される「第二種」があります。また、緊急不測の事態等により学費の支弁が困難となった場合にも申請できる緊急(第一種)・応急(第二種)採用の制度もあります。
留学を希望する学生には、貸与奨学金の第二種短期留学奨学金もあります。
(月額)
自宅  20,000円・30,000円・40,000円・54,000円より選択
自宅外 20,000円・30,000円・40,000円・50,000円・64,000円より選択
395人
(2021年11月時点)
学外 日本学生支援機構
第二種奨学金(有利子)
入学前後 (月額)
20,000~120,000円
※1万円単位より選択
544人
(2021年11月時点)
学外 地方公共団体
民間育英団体
による奨学金
入学前後 財団法人・公益法人・民間企業・都道府県や市区町村自治体など、多くの奨学団体が奨学生を募集しています。各団体により貸与条件が異なります。 各団体による 15人

*採用人数について、注釈のないものは2021年12月時点のものです。


■青山学院大学学業成績優秀者表彰制度

名称 奨学金制度の概要 金額 採用人数
(2021年度実績)
学内 青山学院大学
学業成績優秀者表彰
2年次以上の学生で前年における学業成績が優秀と認められる者を表彰し、副賞として学資金を給付するものです。 副賞金
50,000円~200,000円
最優秀賞 43人
優秀賞 80人
奨励賞 120人