特集 2

新図書館棟が
2024年オープン予定

新図書館棟を青山キャンパスに建築中

2024年、青山キャンパスに新しい図書館がオープンします。本学における学習・研究教育施設のさらなる充実にどうぞご期待ください。

大学新図書館棟建築にあたって 〜学長メッセージ〜

青山学院大学学長

阪本 浩

青山学院大学は、2024年4月の開館に向けて大学新図書館棟の建築を開始しました。2016年12月から募集を開始した大学新図書館建築募金では、皆さまからの多大なご協力を賜り、2022年4月現在で1.5億円を超えるご支援をいただいております。大学を代表して心より御礼申し上げます。また、計画当初は新図書館の建築を目指しておりましたが、「学生本位の図書館」という視点に基づき、現在は、語学学習・情報学習の支援機能も備えた「新図書館棟」の建築に計画を改めています。学生の学びに資する機能の拡充に向けて、より一層の温かいご支援を賜りたく、お願い申し上げます。

大学新図書館棟は、青山キャンパスの4、5、6、10号館跡地に建築されます。「図書の館」(書籍の収納場所)という古い考え方ではなく、情報学習、語学学習、ライティング学習を促進し、「学び合い」を支援する機能も充実させた、学術的な活動を総合的に支援する「知の拠点」となります。つまり、図書館機能だけではなく、情報メディアセンターの教育・研究支援機能も配置されていることから、ICTを活用した学習エリアを設定できることが、最大の特長と考えています。

そして、すべての学生が目的に応じて利用できる図書館を目指しています。さまざまなシチュエーションを想定し、ゾーニングを行いました。低層階はグループ学習が可能なエリアを多く配置し、上層階には個人ブースなど、落ち着いて研究や論文作成ができるエリアを用意しました。また、社会からの要請や時代の変化に合わせ、教育・研究の在り方も絶えず発展させる必要があることから、可動性・流動性を有した設備を採用し、開館後も「利用者とともに進化する図書館」を目指します。さらに、この新図書館棟を学生および教員がフル活用することにより、本学の教育力と研力が向上することを期待しています。

ぜひ、青山学院150周年記念事業の一つとしても位置付けられている大学新図書館棟建築計画にご賛同いただき、応援いただけましたら幸いです。今後も更なるご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

青山学院大学学長

阪本 浩

“知のスパイラル”を実現する大学新図書館棟



■断面図

地下1階、地上6階からなる大学新図書館棟の断面図です。
地下1階・1階が情報学習フロア、2〜6階が図書館フロアとして機能します。地下1階・1階では学びに出会い、2〜4階で学びを拡げ、深め、5・6階で学びを究め、地下1階・1階で自らおよび他者の次なる学びにつなげていくという“知のスパイラル”を実現するフロア構成になっています。

■情報学習フロア

情報学習フロアは、“知との出会い”を実現する空間として、多種多様な教育活動を速やかに行えるよう、特定の用途に限定しない設備環境を整えます。プライバシーの保たれた個人ワーク環境、グループワークやアクティブラーニングに適した設備、静音性を必要とする語学やオンライン学習環境、教材や課題の制作環境などに加え、新図書館棟の新たな文化を形成するイベントやワークショップの開催、まだ見ぬ未来の活動への柔軟な対応も視野に入れます。

【地下1階・1階】学習ラウンジ
【1階】ガレリア内部パース(中庭側より)

■図書館フロア

2〜4階は、文献を読むだけでなく、学び合うための空間を多く配置し、地下1階・1階で出会った知を拡げ、深めます。個人だけでなく、集団・グループによる活発で賑やかな活動も促します。5・6階は、主に専門的な文献、研究個室、プレゼンテーションルームなどを配置し、より専門性が高く静的な活動から発表・討論などまでが可能な環境を提供します。成果を地下1階・1階にて発信・還元することによって、インプットからアウトプットまで、棟全体として学術活動プロセスのトータルな支援を実現します。

【2階】書架スペース(雑誌)
【3階】縁側学習スぺース
【4階】中央閲覧スペース

※各イメージ図は設計時のものです。今後、イメージの⼀部が変更になる可能性がありますので、御了承ください。